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2014年4月

2014年4月27日 (日)

リキッドフィードの保存性

忙しいさのピークは過ぎましたが相変わらずばたばたとしています。関東で大きな仕事を頂きましたのでしばらくは出張が多くなりそうです。普段会社にいることのほうが少ないのですが、たまに会社にいると来客が多く予定がびっちり埋まります。

来社されると工場見学される場合が多く、いろいろな原料が入荷しているのをご覧になり驚かれることが多いです。
また、製造されたリキッドフィードを見て「こんな液体のエサを豚が食べるんだ」と感心されることもしばしばです。
その中でよく質問があるのは、「リキッドフィードは腐らないのか」というご質問です。水分が多く、高栄養であるため腐りやすいことは事実です。そのため、リキッドフィードでは腐敗を抑えるためpHをコントロールします。乳酸発酵や有機酸の添加によりpHを下げることにより細菌の繁殖を抑制します。
リキッドフィードには糖が多く含まれているため、嫌気性条件下に置くと比較的容易に乳酸発酵します。しかし、当社ではより安全を期するために有機酸の一種であるギ酸を添加し、pHを低下させています。
今までの経験と分析値から、pHを4.0以下にすると細菌の繁殖を抑制でき、腐敗を抑制できています。多くの文献ではpHは4.5程度でも問題無いような記載が多いですが、安全を見るとpH4.0以下に維持した方がいいようです。
一方、乳酸発酵が進みすぎてpHが3.0を下回ると嗜好性が落ちる傾向にあります。ジュースやヨーグルトがpH4程度ですから、やはりそれより低くなると豚も酸っぱさを感じるようです。

もう一つ保存性で重要なのは嫌気性下で保存すると言うことです。酸素が少ない条件では含まれているアルコールなどの働きもありカビや腐敗が起こりにくい状態になります。このため、運搬容器、保管容器は蓋を極力開けないようにしています。
pH4.0程度になったリキッドフィードは常温で2週間程度の保存が利きます。実際は最大でも1週間程度で使い切ってしまいますが、保存性を高めることは飼料としての利用の利便性を維持する上で重要です。安全性を担保するためにpHは常に計測すると共に、細菌数のチェックなども定期的に実施しています。まあ、いろいろやってみて思うのは、要するに「酸っぱければたいてい大丈夫」ってことですヽ(´▽`)/
こういう仕事をしていると、自分が食べる物のpHや細菌数が気になってしょうがないのは職業病かもしれませんね。

2014年4月19日 (土)

何のために経営をするのか

年度末、年度初めの怒濤の書類作成もおおむね終わりました。書類作成だけならいいのですが、打合せに北関東から関西まで行ったり来たりしていたので疲れました。ロングスリーパーなのに睡眠時間が短い日々が続いて辛かったです。

そんな年度初めのさなか、先週末は愛知中小企業家同友会の経営指針作成講座に泊まりがけで参加してきました。

中小企業家同友会では経営指針作成を強く求められます。中小企業家同友会では「経営理念」「経営方針」「経営計画」の三つを総称して「経営指針」と呼んでいます。
これらの計画をまとめ、従業員他のステークホルダーにたいして公表すること、それが経営の基本だと教わります。
会に入る前にはあまり意識したことがなかったのですが、周りの中小企業の経営者を見渡していると、なにを目標として、どういう戦略を立てていくかが全くなく場当たり的に経営をしているケースが多くあります。どういう会社にしていくかがはっきり見えることにより確固たる経営が初めてできる訳です。

今の日本の閉塞感も日本の政治が確固たる理念が欠落しており、目標と計画がないことが大きな原因ではないでしょうか。将来どうなるかという未来像が見えなければ安心して日々を過ごすことはできません。このことは日本全体も中小企業も同じではないかと思います。

当社はおかげさまで(利益はともかく)売上は増えていますが、今のままの個人商店では早晩行き詰まるのは目に見えていますから、今のうちに組織としての形態を確立し、将来への道筋を打ち立てる必要があると思い経営指針の講座に参加したわけです。


半年にわたる経営指針講座のうち、最初の3日間は経営理念について考える時間となっています。とくに、2日目、3日目は泊まりがけで「何のために経営するのか」ということを討議します。
2日間にわたって創業まで至る経緯、これまでやってきたこと、今後どうしたいかということを生い立ちから掘り下げて話しているうちに、自分の考えが整理できてきました。

思えば今までは日銭を稼ぐことに汲々としてきましたし、おもしろ半分のゲーム感覚で経営をしてきたようにも思います。これから企業として発展していくためには、確固たる目標をもち計画を打ち立てて進めていくことが重要である、そう気付かせてくれた2日間だったように思います。

有意義な時間でしたが、寝不足が続いていたところに朝の10時から夜中2時まで経営理念について考えるのは相当疲れました。
講座は秋まで続きます。しっかりと勉強して未来像の見える経営指針を作成し、企業発展につなげていきたいと思います。

2014年4月 6日 (日)

農産物の売り方

超久々のブログ更新となりました。
年度末で大変多忙でした。補助金の申請&報告書が大量にあったので一時はどうなるかと思いましたが、なんとか山は越えました。風邪をひいたりせず乗り切れたのはよかったです。

今回は農林水産省の補助金をいくつか申請しました。農林水産省の補助事業は最近6次産業化関連のものが中心となっていますが、今回の6次産業化ではなくエコフィード関連のものを申請しました。

6次産業化とは、「第一次産業である農林水産業が、農林水産物の生産だけにとどまらず、それを原材料とした加工食品の製造・販売や観光農園のような地域資源を生かしたサービスなど、第二次産業や第三次産業にまで踏み込むこと」というもので、私の周りの農家も販売に力を入れているひとが多くいます。

そんな中、この前、近所のスーパーでお米を買ったときにちょっと気になることがありました。最近はスーパーも様々な産地、品種のお米を販売しているのですが、米の品種名は書いてあってもその品種がどんな味なのかが全く書かれていないし、どんな栽培方法をしているかも書かれていないのです。

今回買ったのは北海道産の「ゆめぴりか」。仕事でよく北海道へ行き何回か食べたことがあり印象がよかったので購入しましたが、そうでなければおそらく購入しなかったのではないかと思います。ゆめぴりかは評判がたかいようで、なんと新潟県産コシヒカリより高い価格で販売されていました。ただ、愛知県の一般消費者にそこまでの知名度があるとは思えません。もちろんスーパーがポップなどで説明を書けば一番いいのでしょうが、米袋にスペースがあるのにもかかわらずそこに書かれているのは米の炊き方などのたいして意味のない情報ばかりです。

極めつけは「北海道産米の新たなブランド形成協議会認定」という消費者にはまったく役に立たないロゴが名前をつければ売れると勘違いしているのかと思いますが、せっかくの良食味米をなぜPRしないんでしょうね。

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ちなみに、米の販売元はあいち経済連でした。優秀な人材が揃っている経済連ですらこの体たらくでは普通の農家の6次産業なんて夢のまた夢ではないかと思います。

日本の農業の強みは品質であると思います。特に、日本人は食に対してのこだわりは世界有数であると思います。そんな日本で揉まれた日本の農産物は美味しいものがたくさんありますが、伝える努力を怠っているのではないかと思います。


米はまだ品種と産地が表示されますが、そうでない農産物もたくさんあります。キャベツやタマネギで品種の名前が書かれて販売されているもの見たことがある記憶がありません。複雑な流通も原因の一端ではありますが、生産者の伝える努力が足りないのも間違いない事実であると思います。これだけ情報発信が容易になっている中、積極的に発信している農家はごく一部に留まっています。6次産業化の補助金で加工設備を作るのも結構なことですが、それ以前に消費者への目線がなければ加工も販売も茨の道となってしまうのではないでしょうか。

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