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2012年7月 5日 (木)

養豚農家の経営要素

最近、お客様の養豚農家へ行くと、お尋ねしていることがあります。

1.エサの購入価格
2.母豚(ぼとん)1頭あたりの年間出産頭数と母豚数
3.年間出荷頭数
4.出荷までの生育日数(出荷日齢)

このあたりをお聞きしています。
実は、養豚農家の経営っていうのはほぼこの要素で決まります。
これだけ聞けば儲かっているのかどうかがすぐにわかります。

エサ代は売上の6割を占めますので、1が経営を大きく左右します。
2を聞くことにより繁殖成績がわかります。1頭の母豚からいかにたくさんの子豚を産ませるかが経営に影響します。
3は2からだいたい推測ができるのですが、2から計算した値と差があると病気になって死んでしまう豚が多いことをがわかります。
4で成長が順調かどうかがわかります。エサの配合が悪かったり、病気が多かったりすると出荷日齢が伸び、出荷頭数の割にエサの使用量が増えてしまいます。


食品残さなどのエコフィードを利用する大きな理由の1つに、エサの購入単価を抑えると言う目的があります。
ところが、配合飼料の購入価格も畜産農家によって大きく異なります。購入単価が高い農家にはいろいろ理由がありますが、特に多いのが飼料販売代理店に買掛をためるケースです。
借金があると、代理店もリスク分を上乗せして販売せざる得なくなります。また、一番大きいのは相見積もりが取れなくなると言うことです。一社購買では自ずから値段が上がっていきます。

逆に、安く購入している方はやはりそれなりに工夫しているから安く購入できます。1回の発注ロットを大きくしたり、共同購買したりすることによって価格を抑えているケースもあります。

配合飼料の購入価格は安い農家と高い農家で1割以上差があります。売上の6割が1割違ってくると経営は大きく変わります。愛知県の標準的な養豚農家である母豚300頭の場合、年間の飼料購入費は1億円以上になります。1割違うと毎年1千万以上コストが変わってくるわけです。


配合飼料を高く購入されているような農家はエコフィードを使ってもやっぱりコストがあがってしまいます。
安いからとエコフィードに取り組む以前に、養豚という「ビジネス」に向き合う姿勢が重要なのだと思いますね。


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